占いとはなんでしょう
占いって言うのをひと言で説明するのって、実際に難しいよね。名前を占ったり動物にたとえる占いだとか、イロイロありすぎちゃって、ちょっと複雑かもね。
元々占いっていうのは自分で判断できない時に、その判断をゆだねるためのものだったんだって。だからあんまり合理性が無いような、あたっても外れても文句を言えないものだったのだとか。
だから本来の占いは単純だった見たいだし、どちらかと言えばト術といわれる、易やタロットのような偶然性のあるものが主流だったみたいだよ。
それに対して占星術だとか手相みたいに、すでに体系化されている占いっていうのもあるよね。占星術や四柱推命とかだと、誕生日で決まっちゃうからト術とは違う方法。
もっともそれ以外にも風水のように環境から判断する占いもあって、とにかく今は世の中に占いの類がかなり存在するんだ。
それに今では週刊誌や月刊誌の雑誌類には、たいてい最後の方のページに占いが掲載されてたりするよね。生まれ月や星座が殆どで、今週や今月がどうなるとかさ。
つまり最近では占いって言うのは未来予知みたいに言われていて、あなたの近未来はこうなります。みたいにな感じが殆どだよね。
だけども古来の占いは未来予知じゃなくって、示唆することだったんだって。示唆だからほのめかすように、それとな~く言ってたわけだね。
だから占い師って言うのは何かを予言して当てるよりも、こうなる可能性が高いよ~。って感じのノリで話を子弟らのかもしれない。
それから比べると今の占いって、細木数子さんあたりを見てると「アンタ、今年は大変な年になるわよ!」なんて断言してる。
本来は当るか当らないよりも、何かに気をつけたほうがいいよとか、きっとイイことが起こるはずよ。程度のものが占いだったみたい。
占いとひと言に言っても、なかなか奥が深いもの。同じ誕生日の人や同姓同名の人が、すべて同じ運命ではないからね。占いを信じすぎないように、未来を決めるのは自分自身だって事なのかな。